FBS(ウシ胎児血清)
2種類のスタンダードのFBSを取り扱いしております。 スタンダード品以外は取り寄せになりますが、対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
- FBSとは
- 血清は、血液の自然凝固後に残る琥珀色の血液分画です。通常、残留している血液細胞を除去するために、 さらに遠心分離による処理が行われます。ウシ胎児血清(FBS)は、閉鎖された回収システムでウシ胎児から採血された血清です。
- FBSの使用用途
- ウシ胎児血清(FBS)は、in vitro 細胞培養用の増殖サプリメントとして使用されます。動物血清は、ウシ血清および非ウシ血清ともに、細胞培養アプリケーションで使用されていますが、ウシ胎児血清(FBS)が最も広く使用されています。 FBS には成長因子および非常に低レベルの抗体が含まれ、多くのさまざまな細胞培養アプリケーションで使用可能な汎用性を備えています。FBS 中には、多くの培養条件において細胞増殖をサポートするのに必要とされる、タンパク質、電解質、脂質、炭水化物、ホルモン、酵素、および他の不確定成分など、1000 以上の成分が含まれています。
- エンドトキシン試験
- エンドトキシンは、血の採取・処理の質に直接関係します。高レベルであるほど、グラム陰性菌がより多く含ま れていることになります。
- ろ過
- 0.1μm のろを3回実施 無菌プロセスはパリデーション済みで、製造された全製品が業界標準の無菌 性保証レベルである10-3を満たします。
- ヘモグロビン
- 血液および/または血清が適正な手順で採取・処理されたかを確認するための指標です。
- マイコプラズマおよびマイコプラズマ補助試験(H-Stain)
- 直接培養法および Hoechst 染色法の試験を実施して、マイコプラズマが検出されないことを確認します。
- 原産国の確認
- BSE発生国、BSE非発生国がございます。 主なBSE非発生国はオーストラリア・ニュージーランドです。
- 血清
- 血清とは、血液から血餅を除いた体成分のことです。細胞、フィブリンおよび凝固因子が除去されています。
血清は、動物から採取後に抗凝固剤を添加する必要がない点が血漿と異なります。血清は、残存している血液細胞から液相が分離されるまで遠心することによって調整されます。
その後、血清は回収され次の処理まで保存されます。 - ウシ胎仔血清
- ウシ胎児血清(FBS) は、 生前および/または死後の獣医学的検査を受けた健康な分娩前の雌ウシの胎児の血液から採取されます。原産国の所轄官庁による検査を実施済みの屠殺場で回収されます。 ウシ胎児の血液回収は心穿刺法を用いて無菌的に行われることで、 微生物汚染および残存エンドトキシンのリスクが低減します。 回収は、他の体液による汚染リスクを最小限にする目的で特別に確保された屠殺場の一角で行われます。