CRP(C-reactive protein;C反応性タンパク)のリストをご紹介します

CRP(C-reactive protein;C反応性タンパク)は、体内の炎症や組織の破壊が起こると増加するタンパク質で、血液検査によってその値を測定することができます。CRPの測定によって、体内の炎症や組織の損傷の程度を評価し、疾患の可能性を探るのに役立ちます。

高値のCRP検体は特に希少で、入手が難しい生体試料となりますが、

今回当社で高値のCRP検体が約300検体記載されているリストを入手いたしました。

こちらをクリックするとCRPの生体試料リストをダウンロードできます。

以下に、CRPに関する情報を整理します。

  1. CRPの特徴:
    • CRPは体内で炎症や組織の損傷が発生すると急増し、24時間以内に増加します。
    • 炎症が収まるとCRPの値も2〜3日で減少します。
    • CRPは炎症の早期診断に役立つ特徴を持っています。
  2. CRPの正常値:
    • 一般的なCRPの正常値の範囲は0.3 mg/dL以下です。
    • 値が0.4〜0.9 mg/dLの範囲では軽度の炎症が疑われ、値が1.0〜2.0 mg/dLの範囲では中程度の炎症が疑われます。
    • 値が2.0 mg/dL以上の範囲では中程度以上の炎症が疑われ、15.0 mg/dL以上の場合は重大な疾患の可能性が考えられます。
  3. CRPが高い場合に考えられる疾患:
    • CRPが高いと、多くの疾患の可能性が考えられます。
    • 細菌感染症(肺炎、細菌性胃腸炎、結核など)
    • ウイルス感染症(感冒、ウイルス性肝炎、手足口病など)
    • がん
    • 自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)
    • その他の疾患
  4. CRPが高い場合の検査:
    • CRPが高い場合、原因を特定するためには追加の検査が必要です。
    • 症状に基づいて、画像検査(X線、CT、MRIなど)や生化学検査(抗体検査など)が行われることがあります。
    • 総合病院での詳細な検査が必要な場合もあります。
  5. CRPが高い場合の治療:
    • 原因が特定された場合、適切な治療が行われます。
    • 炎症や感染症には抗生物質や抗ウイルス薬が処方されます。
    • 自己免疫疾患には免疫抑制薬などが使用されることがあります。
  6. CRPのモニタリング:
    • CRPの値が高かった場合、治療後も正常値に戻るまでモニタリングが行われることが重要です。
    • 値が改善しない場合、治療の再評価が必要かもしれません。

その他お見積や検体確保のご依頼は、お問い合わせフォームまたは営業担当までご連絡ください。

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