COVID-19変異抗体・抗原

COVID-19 の変異株に対応している抗体 変異抗原を取り扱いしていおります。

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■変異株対応抗体

コロナウイルスのNPタンパクを組換えした抗体になります。現在確認されているすべての変異種にも対応可能な優秀な抗体になります。商品の詳細についてはデーターシートをご確認ください。

データーシート

■変異株抗原

メーカーは抗体と同様Fapon社ですべての変異株抗原の取り扱いが可能です。

変異種のS抗原も取り扱いしております。

ギリス株CerTest Biotec )

ブラジル株 (CerTest Biotec )

南アフリカ株 (CerTest Biotec )

インド株Elabscinece )

変異株とは 

変異ウイルスとは?

ウイルスとは、体を作る設計図である遺伝子とそれを包む殻の2つから成り立つ極めてシンプルな構造体です。すべてのウイルスに言えることですが、自らの種が生き永らえるために、ウイルスは常に遺伝子の突然変異を繰り返して少しずつですが絶えず変わり続けているという特徴があります。ウイルスも他の生物と同様に、種の繁栄のために進化しているとも言えるでしょう。
特に突然変異しやすいウイルスとして知られているのは、おなじみのインフルエンザウイルスで、毎年違うインフルエンザウイルスが流行し毎年違うワクチンが開発されるのは、この極めて多様な突然変異によるものです。一方で、コロナウイルスは突然変異がそれほど多いウイルスではありません。ただこれだけ世界で蔓延してウイルスの絶対量が増えると、すでに世界のあちこちでコロナウイルスが突然変異を繰り返して増えていて、少しずつ形や特徴の違うコロナウイルスが多種存在しているというのが現状です。

変異ウイルスは従来型ウイルスとの違い

ウイルスの遺伝子が突然変異を起こしても、通常は少し形が変わったり特徴が変わったりする程度で、ウイルスとしての個性に大きな変化はありません。ただ何度も突然変異を繰り返していると、稀に人間にとって都合の悪い(人間の体に入りやすかったり、免疫攻撃が効きにくかったりする)ウイルスが出現し、人間への感染性を大きく変えてしまうことがあります。

変異ウイルスの特徴

①感染力が高いこと。これはウイルスが人の細胞に入りやすく変異した結果です。例えば、イギリス型の感染力は従来型の約1.3倍というデータがあります。また子供にも感染する可能性が高くなりました。

②重症化や死亡のリスクが高いこと。これは人間の体が持つ免疫力や抵抗力をかいくぐる特性を変異ウイルスが獲得してしまったためです。人間の体内に入ったウイルスに抵抗する手段がなく重症肺炎や多臓器不全を引き起こします。

③ワクチンの効果が減弱すること。抗原性の変化(表面のトゲトゲの形状変化による)とされています。ただ今のところはファイザー社を始め大手各社のワクチンは、効果が減弱した上でも、接種により十分な予防効果を発揮できるとしていますので、現状のワクチンの接種が推奨されることには変わりありません。

変異の起こる仕組み

ウイルスの特徴
ウイルスは、蛋白質の外殻、内部に遺伝子(DNA、RNA)を持っただけの単純な構造の微生物です。細菌のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動は行いません。たとえ栄養と水があったとしても、ウイルス単独では生存できません。自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できませんので、他の生物を利用して自己を複製することでのみ増殖します。その過程で「変異」を繰り返し、より環境に適応しやすいよう姿を変えていきます。

変異の過程

①ウイルス表面にある、とげ状の「スパイクたんぱく質」が、ヒトの細胞表面で受け手となる受容体たんぱく質(アンジオテンシン変換酵素2=ACE2)に結合して細胞内へ侵入する。

②細胞内では、RNAの情報に従って、ウイルスの素材となるたんぱく質を翻訳(合成)する。一方、RNAは大量に複製され、たんぱく質とともに組み立て・成熟が進んで「子孫ウイルス」ができ、それらが細胞外へ放出されていく。

③この過程で、RNA複製の際に一定の確率でミスが生じ、RNAを構成する塩基の配列が変わることがある。この現象が「変異」と呼ばれる。

参考元:https://www.jcl.co.jp/covheni